と言っても、電話番ですが。
名古屋でのアルバイトに、採用されたよ、と母親に告げると、どんなとこ?なんて聞かれて、まじあせった!!!
「なんか、小さい事務所だった。」
という言葉に、素直に納得してくれたことに感謝。
次の試験を受けるまで、無職のわたしは、さっそく翌日に事務所に入る。
格好も、とくに派手なものとかでなければ良いというので、気楽なもの。
でも、せっかく名古屋に出るから、ちょっとおしゃれしたりして。
そうそう。
探偵さんに相談する人って、あまり事務所に来られることがないそうです。人に知られたくない悩みを相談するのだから、そんなところに出入りするのを人に見られたくないのだとか。
納得!
それで、社長と言えども、スーツなんかの目につく格好でなく、あくまで普段着のちょっと良い程度を着ているらしい。
いつなんどき、24時間、相談電話の入る可能性があるから、できるだけすぐに行動できるよう、体制をとっておかなければならないのだとか。
こうやって、話しを聞くと、納得できることばかり。
探偵さん、って、その存在を知らない人って、いないんじゃないか?って思うくらい知られている職業の割りには、その中身を詳しく知っている人って少ないものなんだろう。
わたし自身、探偵=浮気調査、でしたからね。
なんて、単純な発想。
アルバイトするようになって、いろいろ勉強しました。
意外にも、浮気調査って、全調査の半分あるかないか、くらいなんです。しかも、相談者って、女性っていうイメージがあるのですが、最近では、男性からの依頼も増えてきたのだとか。
昼間、自由に会社を出られるのって、外回りをしている営業さんくらいですから、仕事量によっては、そんな余裕のない人が多いはず。
極端に帰りが遅くなっては、自分から浮気をばらしているようなもの。
それに比べると、女性の方が、昼間時間に余裕があるのだという。
しかも、昼間なので、特に旦那さまから疑われることもなく、ばれにくいのだとか。
家に電話して、いなくても、友達とランチしていた、とか、学校の用事で出かけていたって言われたら、あっさり信用してしまうそうです。
たいてい、バレテしまうケースって、浮気にとどまらず、本気に近くなってきて、『会いたい』という気持ちから、少ない昼間の時間だけでなく、ゆっくり時間のとれる、夜の外出が増えるケースが多いという。
浮気って、男の人より、女の人の方が、危険度が高いかもしれませんね。 |